飯坂温泉 飯坂ホテルジュラク
「飯坂温泉 飯坂ホテルジュラク」は、「福島の奥座敷」と親しまれてきた飯坂温泉を代表するような大規模の温泉リゾートホテルです。
飯坂温泉は、高湯温泉や土湯温泉とともに「福島三名湯」と呼ばれ、福島市を訪れる観光客をおもてなししています。さらに、宮城県仙台市の秋保温泉、宮城県大崎市の鳴子温泉と「奥州三名湯」のひとつにも数えられるほどの歴史のある古湯の名泉です。
飯坂温泉でおすすめの宿、「飯坂ホテルジュラク」の特徴や魅力について詳しくご紹介していきましょう。
歴史のロマンを感じる飯坂温泉
飯坂温泉は、江戸時代には松尾芭蕉、明治時代には正岡子規や与謝野晶子、昭和には戦前と戦後に来日したヘレン・ケラーが2度も訪れています。著名な偉人にも親しまれてきた歴史のある名湯です。
飯坂の付近には縄文人が暮らした遺跡が発見されていて、ヤマトタケルが東征で立ち寄ったと伝わるなど、古代ロマンも感じられる温泉地。約2,000年前の2世紀頃にはすでに開湯していたという伝説もあるほどの古湯です。
現在の飯坂温泉は、9つの共同浴場をはじめとする温泉街の街並が素敵で、ノスタルジーな昭和レトロのロマン溢れるスポットもたくさん。温泉街がある摺上川に架かる十鋼橋は、大正4年（1915年）に造られた日本最古クラスの鋼アーチ橋で、歴史的価値から国登録有形文化財になっています。美しさにも魅了される橋からの温泉街の景観も趣があって素敵です。
老舗旅館から温泉リゾートホテルに
「飯坂ホテルジュラク」は、飯坂温泉の老舗旅館「角屋」の流れを受け継いでいます。約100年前の大正13年（1924年）に東京で洋食食堂「須田町食堂」からスタートした株式会社聚楽は、レストランなどの外食チェーンで大きく成長。創業者の加藤清二郎は、「日本の食堂王」と称されるほどでした。
昭和30年代からホテル経営にも進出して、引き継いだ角屋をベースに「飯坂ホテル聚楽」として昭和42年（1967年）に開業しました。東北初の温泉リゾートホテルとして話題となり、「遊びきれないホテルは聚楽」のキャッチコピーや、「じゅらくよ〜ん」のテレビCMのセリフが懐かしいと感じる人も多いのでは。
現在の「飯坂ホテルジュラク」は、飯坂温泉を代表する規模を誇ります。「みんなで集まって楽しむ」という思いが込められて名付けられた「聚楽（ジュラク）」は、みんなの思い出に残る楽しいホテルステイを提供し続けています。
温泉三昧を堪能できる2つの施設
「飯坂ホテルジュラク」の大きな魅力は、異なる3種類の源泉を持ち、2つの温泉施設で温泉三昧ができることです。
1つ目の温泉施設は、メイン大浴場の「花ももの湯」です。日帰り温泉としても利用（10時～22時）できます。ランチやディナーのバイキングとセットや、エステのリラクゼーションとセットなど、日帰りプランも人気です。
宿泊者は、15時～25時（露天風呂は24時まで）と朝の5時～9時に利用いただけます。庭園やイルミネーションを眺めながらゆったりできる露天風呂や内湯の種類が豊富で、源泉も3種類を存分に楽しめます。
「ぬる湯」・「ほどよい湯」・「あつ湯」の3種類の温度の内湯は、お好みの温度が選べるので適温でリラックスできて嬉しいですよね。「内湯」と「寝ころびの湯」、「立ち見の湯」は男女湯共にあり、男湯専用として「もみほぐしの湯」、女湯専用として「絹の湯」があります。
サウナも男女で異なり、男性用は「ドライサウナ」で、女性用は低温のミストサウナ「テルマリウム」です。
2つ目の温泉施設は、宿泊者専用の大浴場「Spa&Relaxationゆらり」です。男女入替制で、女性の利用時間が15時～24時、男性の利用時間が5時～9時となっています。
「露天風呂」・「スーパー炭酸泉」・「トルマリン風呂」・「ひのき風呂」・「ジャグジー」・「スチームサウナ」とバラエティに富んだ種類です。
趣向を凝らした多彩な種類の温泉を、2つの施設で存分に堪能できます。
魅力的な客室もたくさん
「飯坂ホテルジュラク」は、摺上川のリバーサイドに建つホテルで、フロントやロビーが８階にある特徴的な構造をしています。
総客室数は121室で、和室と洋室の良さを兼ね備えた和洋室を中心に、カップルに最適のツインの洋室から、グループや大家族におすすめの大部屋の和室（定員9名）まで、ニーズによって選べます。「こだわりの格別室」シリーズの4タイプ「輝・暁・円・雅」は、ラグジュアリーな和洋室です。
2000年にオープンした高層階（10階と11階）のプレミアムな客室「SORA」シリーズ30室も人気。見晴らしが良く、「福島の空」をテーマにした趣向を凝らしたデザインも魅力的です。温泉仕様ではありませんが、露天風呂付きやビューバス付きで最高級の贅沢を楽しめるお部屋もあります。
楽しさと美味しさのライブキッチン
レストランは聚楽（ジュラク）グループの起源であり、「飯坂ホテルジュラク」のバイキングレストラン「ライブキッチン花もも」でも食へのこだわりを感じ取ることができるでしょう。
キッチンでのライブパフォーマンスの演出を６機のライブカメラで撮影して、ライブ中継する大型モニターは11台。シェフが調理する実演を迫力の映像や音とともに、出来立ての味を五感で楽しめるバイキングメニューがたくさんあります。料理に興味がある人は調理手順や調理方法なども学べて、さらに楽しいでしょう。
ディナーは和食・洋食・中華にデザートが、選び放題で食べ放題、ついつい食べ過ぎてしまうかも。キッズコーナーで子供がバイキングを自分で選ぶ楽しさも実感できます。
朝食も和食と洋食のバイキングです。絶妙おにぎりや焼き立てのクロワッサン、郷土料理など、美味しい人気メニューが盛りだくさんです。
夕食をプライベートで楽しみたい場合には、個室で和食膳をいただけるプランも選べます。
館内施設について
「飯坂ホテルジュラク」の煌びやかなシャンデリアが印象的なロビーがあり、ロビーにはくつろげるラウンジがあります。大浴場「花ももの湯」の2階にもラウンジの「涼み処」があり、リクライニングチェアなどでゆったりとした時間を過ごせます。
リラクゼーション施設としては、エステやボディケアの「いやし処 彩葉」や足湯なども。
娯楽施設としては、ゲームコーナーやカラオケルーム。
お土産などのショッピング施設は、広く豊富な品ぞろえの売店「花もも小路」や素敵な雑貨を購入できる「ざくろ館」。
お食事処「湯けむり茶屋」では、ラーメンやお蕎麦から居酒屋メニューなどをお酒とともに楽しめます。
小型犬を預けられる「ペットハウス」も予約制で利用可能です。
アクセスも良好
「飯坂温泉 飯坂ホテルジュラク」は、福島市の繁華街から北に10km程度の距離にあり、電車やお車ともに交通アクセスは良好です。
電車をご利用の場合には、JR福島駅まで新幹線が便利。東北新幹線と山形新幹線が分岐する福島駅は、東京・仙台・山形など各方面からアクセスしやすい場所です。「いい電」で親しまれる福島交通飯坂線に乗り換えて約23分、終点の飯坂温泉駅が最寄りの駅となります。
飯坂温泉駅からホテルまでは徒歩約10分（約600ｍ）ですが、連絡すると19時まで飯坂温泉駅とホテル間の送迎をしてもらえます。
お車をご利用の場合には、東北自動車道「福島飯坂IC」から10分程度で、ホテルに到着できます。東北中央自動車道の場合は「福島大笹生IC」から約15分です。無料駐車場は250台の収容が可能です。
まとめ
「飯坂温泉 飯坂ホテルジュラク」は、多彩な温泉施設・ライブキッチンのバイキング・こだわりの客室など、楽しませるおもてなしがたくさんつまったホテルです。
時代のニーズに合わせて進化を続けている温泉リゾートホテルで、「楽天トラベルアワード2021」でゴールドアワードを受賞しています。
