鬼怒川温泉 あさや
「鬼怒川温泉 あさや」は、近年「東の横綱」とも称されるほど、評価が高い素晴らしい温泉宿です。
栃木県の日光市は、東照宮などの世界文化遺産や風光明媚な自然の国立公園、美味しいグルメ、名湯の温泉など、観光要素が勢ぞろい。観光スポットやドライブコースとして定番の人気を誇ります。
全国に轟く温泉地の鬼怒川温泉も日光市街地から近く、素敵な温泉宿がたくさん。中でもおすすめの温泉宿「鬼怒川温泉 あさや」の特徴や魅力について詳しくご紹介していきましょう。
「東の横綱」と称される温泉宿
日光詣での大名や僧侶が疲れを癒した温泉として江戸時代からの歴史がありますが、明治時代に一般庶民にも開放されて、鬼怒川温泉は多くの人々に親しまれてきました。
「あさや」は、明治時代の1888年に麻屋旅館として創業を始めて以来、約135年の歴史を誇る鬼怒川温泉屈指の老舗温泉宿です。
伝統とともに培われた極上の心地よいおもてなしと、洗練された美しさや充実した施設、自慢の美味しい料理など多くの魅力が支持を得ていて、これまで数々の賞を受賞しています。
特に「みんなで選ぶ温泉大賞(R)」(BIGLOBE主催)において、旅館・ホテル部門の東日本ランキングで、2023年版の第14回開催まで5連覇を見事に継続。大相撲の番付表のような温泉番付のランキング表が開催毎に作成されていて、東日本1位の「東の横綱」として5連続番付されている「鬼怒川温泉 あさや」は、堂々とした風格が感じられます。
名だたる温泉宿が各地に多数ある中で、ユーザーの投票で選ばれ続けるのは本当に凄いことですよね。最上級の魅力を、宿泊して是非とも実際に体験してみたいという人は多いでしょう。
豪華絢爛なアトリウム
「鬼怒川温泉 あさや」は、秀峰館と八番館の2つの棟で構成されています。華やかな高級ホテルの佇まいの「秀峰館」と、落ち着いた趣で和風情緒のある高級旅館の居心地の良さを感じられる「八番館」です。
エントランスから館内に入ると、秀峰館の煌びやかで開放感のあるスペシャルな空間が歓迎してくれます。3階から12階まで吹き抜け構造の美しいアトリウムで、洗練された豪華絢爛さと壮観な大空間はまさに息をのむほどの圧巻で、ワクワク感が一気に高まることでしょう。アトリウムに響くパイプオルガンの旋律に心地よく包まれます。
名物の空中庭園露天風呂
源泉名「あさや子宝の湯」の自家源泉を所有していて、鬼怒川温泉を様々なスタイルで存分に堪能することができます。
「あさや」の名物にもなっている秀峰館13階(屋上階)の空中庭園露天風呂「昇龍の湯」は、川面から約80mの高さにあり開放感抜群。南側には露天風呂(舟風呂、きぬ姫の湯)と内湯、北側には露天風呂(立湯、寝湯)と内湯があります。時間で男女入替制になっていて、朝と夕方(夜)など両方を楽しむことも可能です。四季折々の山々を眺めながら清々しい朝、ノスタルジーな雰囲気のある夕暮れ時、月や星空を眺めながら幻想的に湯船をライトアップされた夜など、趣の異なる湯浴みを満喫できます。
大浴場は秀峰館と八番館の両方にあり、秀峰館の「麻の湯(男性用)」と「紅葉の湯(女性用)」には、大浴場・サウナ・半露天ジェットバス。八番館の「滝の湯」には大浴場と露天風呂の他に、男性用には座湯、女性用には寝湯・ナノミストサウナ・シルキー風呂もあります。
貸切風呂「打ち出の小槌の湯」も4つあり、岩・桧・赤御影石・黒御影石の4種類の浴槽で、福を授かってほしいという願いを込めた打ち出の小槌がテーマです。
全客室の風呂も温泉
吹き抜けロビーの煌びやかさとは対照的に、客室はシックな雰囲気の安らぎが感じられる上質なデザインです。
「あさや」の総客室数は192室(秀峰館に158室、八番館に34室)あります。和室が118室、洋室が50室、和洋室が21室、貴賓室が3室、広々とした和室を中心として、多様なニーズに対応した客室が豊富に揃っています。
色々なタイプの客室がありますが、全ての客室のお風呂にて温泉が利用できるのも特徴です。客室で景観を楽しみながら温泉を満喫したい場合には、露天風呂付客室や眺望(展望)風呂付客室がおすすめ。気兼ねなく贅沢な湯浴み三昧ができます。
景観や部屋の広さはあまり重視しない場合には、コンパクトな洋室がおすすめ。コンパクトながら快適で上質な空間です。比較的リーズナブルに宿泊できて、大浴場や空中庭園露天風呂、ブッフェなどを存分に堪能できます。
伝統工芸の鹿沼組子をふんだんに使用した豪華な貴賓室は、特別な日に利用してみたいと憧れる客室です。
こだわりのブッフェと会席料理
ブッフェレストラン「ASAYA GARDEN」は、自慢のバイキング料理を存分に味わうことができます。
新鮮な食材で作るこだわりの料理で、味と種類の豊富さの質と量ともに大満足。夕食は和洋中華の約100種類、朝食は和洋の約60種類のメニューが並びます。
ライブキッチンで出来たての美味しさや、お好みの具材を選んで調理してもらえるメニューなど、料理人のパフォーマンスのライブ感も楽しめます。デザートもバラエティに富んでいて子供も含めて、みんなで楽しい笑顔いっぱいの食事ができるでしょう。
夕食は、落ち着いた雰囲気で会席料理を味わうコースも3種類あります。和風ダイニングレストラン「和彩工房」では、スタンダードな会席料理「扇コース」とグレードアップした会席料理「鼓コース」。個室料亭「日光」では、最上級の会席料理「湯坂コース」でブランド牛のとちぎ和牛なども堪能できます。
昼食は和風ダイニングレストラン「和彩工房」で、美味しいランチメニューをいただけます。「あさや特製 和牛カレー」が一番人気です。ティーラウンジ「水季」でティタイムを、茶屋・居酒屋「きぬの蔵」でお酒や夜食などのナイトタイムをゆっくり過ごせます。
館内の施設も充実
館内の施設も多彩に揃っていて、いろいろな楽しみ方ができます。小さな子供用の遊具があるキッズルーム「わらべ」、ゲームセンター「ラスベガス」、カラオケルーム「Let’s go!」、占いコーナーも。卓球やビリヤードでわいわいと楽しむことや、麻雀のレンタルもできます。夏季限定で屋外プール(子供用・一般用)も楽しめます。
岩盤浴「らくらく」、整体や足つぼの「ボディ・ケア」、クイック・マッサージ「リフレ」などで、リフレッシュする癒しの施設も充実しています。
「あさやライブラリー」は、ホテルの図書館。日光や鬼怒川の郷土資料や、児童図書、ファッション雑誌などを手にして、くつろぐことができます。
おみやげ街道「麻屋」は、栃木のお土産や名産品など、豊富な種類が購入できます。あさやオリジナル商品もたくさん。「あさや特製和牛カレー」、「あさや特製温泉饅頭」、「あさや小槌金つば」、天然温泉水を使用した「あさや化粧品エイスリー」なども好評です。
アクセス
東京都心から電車やお車にて、2.5~3時間程度でアクセスすることが可能です。日光観光と鬼怒川温泉を合わせて楽しむ充実した旅のプランもおすすめ。
電車をご利用の場合、東武鉄道の鬼怒川温泉駅が最寄り駅です。東武浅草駅など東京都心から特急で約2時間。鬼怒川温泉駅から「あさや」までは約2kmの距離です。駅からは各ホテルや旅館を巡回するバス(大人200円)が出ています。
お車をご利用の場合、東北自動車道と日光宇都宮道路を利用して今市ICで降り、国道121号線で約25分です。無料の駐車場が400台分、安心の駐車スペースがあります。
まとめ
「鬼怒川温泉 あさや」は、伝統と革新、煌びやかさと上質な安らぎなど、絶妙なバランスで、最高のおもてなしやサービスを提供している温泉宿です。
「東の横綱」と称されることが納得できる風格は、スタッフの細かな心配りの賜物なのでしょう。