「森のスパリゾート 北海道ホテル」は、帯広市の都市部にある利便性と森や温泉の癒しを兼ね備えたアーバンリゾートホテルです。
十勝地方の中心都市である帯広市の周囲には、広大な十勝平野の大地が広がります。酪農製品や農作物など、特産品や美味しい食材の宝庫です。絶品グルメや雄大な大自然など、「これぞ北海道」を実感できる魅力に溢れています。
十勝エリアや帯広市でおすすめの宿、「森のスパリゾート 北海道ホテル」の特徴や魅力について詳しくご紹介していきましょう。
レンガの外壁模様が印象的なホテル
「森のスパリゾート 北海道ホテル」は、帯広駅から南に1kmほどの利便性もある市街地にあります。リスや鳥などもいる木立に囲まれて、静かな森の中に佇むような環境も魅力です。
ホテルのデザインも魅力的で、2色のレンガを使ってアイヌの伝統模様をあしらった外壁が印象的でしょう。地元十勝産の粘土を使用したレンガが、木々の緑と土地柄にマッチした風合いが楽しめます。アールデコ調のデザインも随所に見られ、芸術作品のように感じられる建物です。
進化を続ける老舗ホテル
1899年（明治32年）に「北海館」として始まり、創業120年以上を誇る老舗の宿です。開拓や開発が進む十勝地方・帯広の歴史とともに歩んできた老舗の風格やステータスを感じられるホテルです。
鉄道が開通し帯広駅ができた1905年（明治38年）頃からは駅前に進出して営業を行っていました。都市計画に協力する形で、帯広駅から約1km離れた現在の場所に移転したのは1966年（昭和41年）です。森が残る豊かな自然の中での再スタートでした。
平成の時代に入って、現在の姿へとさらなる進化を遂げていきます。1991年（平成3年）に「十勝毎日新聞社」のグループに加わり、3年後に「北海道ホテル」の名称に。北海道を代表するホテルへの強い思いや自負が込められています。
1995年と2001年の大規模改築で、ほぼ現在のホテルの建物となり、2015年のリニューアルで「森のスパリゾート 北海道ホテル」となりました。近年もリニューアルを繰り返し、重厚な趣の中にも新しい趣向や設備を次々と取り入れています。
モール温泉と十勝サウナが自慢
「森のスパリゾート 北海道ホテル」の魅力の一つは、「モール温泉」と「十勝サウナ」で堪能する森のスパリゾートです。
「モール温泉」というワードに馴染みがない人も多いはず。一般的な鉱物性温泉の成分以外に、植物性の成分を含んだ温泉で、モールとは泥炭を意味するドイツ語に由来します。
遥か昔に地中に堆積した植物が黒炭化する過程でできるとされ、フミン酸やフルボ酸などの有機物を含んでいて、植物性の天然保湿成分として美肌効果が期待できるモール温泉。十勝川温泉をはじめとする十勝地方のモール温泉は、2004年に北海道遺産として認定されるほど、貴重な温泉なのです。
北海道ホテルの自家源泉は、モール温泉の成分をより多く含む上質な温泉として人気があります。3種類の温度が楽しめる内風呂やジャグジー、露天風呂などを源泉かけ流しで満喫できます。
2019年からリニューアルして導入した本格フィンランド式サウナも人気です。地元の白樺の切り株を壁に埋め込んだ白樺の香りの「十勝サウナ」。ロウリュをモール温泉で行う「モーリュ」や、白樺の壁にロウリュする「ウォーリュ」など、造語も含めてオリジナルのロウリュでサウナを楽しめます。アロマ・ロウリュデーも月曜と金曜に開催中です。
札内川伏流水の清流を用いた水風呂も含めて、趣向を凝らした最高のサウナで、心身ともにリフレッシュができるでしょう。
宿泊客以外にも日帰り入浴としても親しまれています。利用時間は14時～24時（日帰りは21時まで入場）と、早朝5時半～9時半です。平日は日帰り利用で朝入浴と朝食のセットもあります。
モール温泉を露天風呂付き客室で堪能
「森のスパリゾート 北海道ホテル」は、総客室数が117室あり、3階より上階が客室です。気軽な一人旅のリーズナブルなシングルから、露天風呂付きやサウナ付き、メゾネットタイプなど、バラエティに富んだお部屋がラインナップしています。
6階建の「ガーデンウィング」棟には、敷地内のガーデンを眺めてリラックスできる客室が6タイプあります。
「モダンダブル」（9室）は、暖炉付きの和のモダンな空間（庭付きと庭なしタイプがあり）です。「デラックスダブル」（3室）はガーデンの眺めはあまりできませんが、キングサイズのベッドでくつろげます。
「テラスツイン」（6室）はテラス付きでガーデンが楽しめて、「ガーデンツイン」（6室）は大きな窓からガーデンがよく見えます。
「フォレストスパツイン」（8室）は、モール温泉露天風呂や暖炉付きの豪華な客室でガーデンビューも最高です。
「プレミアム・スパスイート」（1室）はさらにワンランク上、モール温泉露天風呂や暖炉にテラスも付いて、広々とした最上級のホテルステイができる客室です。
9階建の「日高ウィング」棟はアールデコ様式のクラシックな雰囲気の室内と、日高山脈の山々の雄大な眺めも素敵な客室が9タイプあります。
「スタンダードツイン」（36室）や「スーペリアツイン」（18室）は標準的なツインのお部屋で、「デラックスツイン」（7室）はテラス付きです。一人旅に最適な「シングルルーム」も11室あります。
「ノルディックツイン」（2室）や「ノルディックバンクツイン」（1室）は北欧をコンセプトにした落ち着ける内装です。
プライベートサウナ付き客室の「サウナツイン・ととのえ」（2室）や、メゾネットタイプの豪華な客室も2種類あります。
多彩なレストランで十勝の味覚を堪能
「森のスパリゾート 北海道ホテル」には、多彩なレストランがあり、洋食コースや和食会席などをご利用シーンやお好みに合わせた食事が楽しめます。洋食ダイニング、和食処、鉄板焼専門店、天ぷら専門店、鮨処など。
十勝の旬の味覚、こだわり食材を一流のシェフが腕を振るい、一流のソムリエがワインやお酒などを丁寧にサポートするディナーで、記念日など特別な日の会食にも最適です。美味しいランチメニューも堪能できます。
朝食も厳選した食材でつくる絶品の3メニューです。「王道の洋食」の洋食セット、「王道の和食」の和定食、「ホテル特製スープカレー」の朝カレーセットの3種類から選べます。夏季は清々しいガーデンテラスでの朝食も楽しめます。
アートも楽しめるホテル
館内や敷地内には、建築物を含めてアートギャラリーのような空間が随所にあります。5つのポーズをしたヒグマやフクロウの彫刻などのオブジェを見つけるのも楽しいホテルです。
絵画や歴史を感じるさまざまな展示物などにも老舗ホテルの魅力を感じられるでしょう。館内のショップでもアートなお土産を購入することができます。
素敵なチャペルなど、ウエディング施設もアートなデザインで充実しています。
アクセス
「森のスパリゾート 北海道ホテル」は、十勝平野のほぼ中央に位置し、帯広市周辺の十勝エリアの観光にも最適な立地です。
電車をご利用の場合、最寄り駅はJR帯広駅。ホテルまで駅南口から約1kmの距離で、徒歩にて約15分、タクシーなど車で約5分です。
お車をご利用の場合、ホテルの駐車場は無料でご利用いただけます。飛行機をご利用の場合、とかち帯広空港からホテルまで車で約30分。
ホテルと空港間のシャトルバス（有料）もご利用いただけます。各地の観光も行う場合にはレンタカーのご利用が便利です。
まとめ
「森のスパリゾート 北海道ホテル」は、重厚感のある老舗ホテルとリニューアルを頻繁におこない時代のニーズも取り入れているバランスがとても素敵な魅力のあるホテルです。
「モール温泉」と「十勝サウナ」を満喫できる「森のスパリゾート」をおすすめします。
